キャリア段位制度による能力評価

平成24年度にスタートはしたもののあまり身近に感じられないキャリア段位制度

会社内だけの評価基準で人を評価をしていると、一旦会社を辞めると評価基準が違いますから、また一からのスタートとなってしまいがちです。

「前の会社では管理者としてやっていたのに次の会社では平社員だなんて・・・」

こんな状態を解消する為に業界全体で同じ評価基準を用い評価をし、個人がキャリアアップしていける仕組みを作ろう、そして業界全体のレベルアップを図っていこうと言う事でスタートしたキャリア段位制度。

平成24年度は東北3県(岩手県、宮城県、福島県)でアセッサーという評価者を育成する講習が試験的にスタートし、今年は11の県(岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、北海道、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県)で講習が開かれています。

結局、評価基準は同じでも企業ごとに評価者が違う為、どうしても評価結果にバラツキが生まれてしまいますし、どれだけキャリア段位制度という仕組みが業界に浸透するか疑問なところではありますが、肝心な中身を見てみると結構内容の濃いものになっているんですね。

人事評価の種類とすれば能力評価に近いものになっているようです。

能力評価というと通常は、職務調査を行い、その職場にどんな仕事があるのかを全て洗い出し、その仕事一つひとつがどれくらいのレベルで出来てほしいのかを設定していきます。(※職能資格等級制度などの等級制度が入っていれば、何等級でどんな仕事が出来るようになっていて欲しいのか会社の期待を明確にしていくという事です。)そして自分の等級に設定されている仕事ができるかできないかを評価していく仕組みをいいます。

キャリア段位制度も介護職員を7つのレベルに分けて、そのレベルごとに職員に出来てほしい職務がリストアップされています。自分のレベルがわかり、1つ上のレベルにあがるにはあと何ができればいいのかが明確になっていると、目標も立てやすいですし、上司としても職員教育がしやすいと思います。

キャリア段位制度そのものが業界に浸透していくかはこれからしばらく様子見の状態が続くと思います。そして、内閣府がキャリア段位制度を今後介護報酬に絡めてくる可能性もないとは言えません。今このタイミングで独自の能力評価制度を作るよりは、この制度をうまく活用することで職員育成の大きな武器になると思います。

アセッサー講習を受けなくとも、評価表はもう公開されていますので、職員育成のツールとして使ってみてはいかがでしょうか?

詳細はこちらで見ることができます。

https://careprofessional.org/careproweb/summary

評価表はこちらからダウンロードできます。

https://careprofessional.org/careproweb/document

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