人材育成
人事育成の必要性を感じている人は多いと思います。むしろ全ての会社が必要性を感じているのではないでしょうか。
では職員の何を育成するのでしょうか?
職員の能力?能力って何?
ほとんどの会社が人材育成=能力開発と考えており、技術(スキル)を磨くことばかりを考えています。
確かにIT企業や繊細な技術が求められる職人の世界ではそれでもいいのかもしれません。
でも介護や保育など福祉の世界ではどうでしょう?
高い介護技術さえ持っていれば、ご利用者様は満足してくれる?高い保育技術を持っていれば、完璧な保育ができる?
福祉業界の方であれば、すぐに違うという事がわかると思います。
私たちが相手にしているのは「人」です。
いくら素晴らしい介護技術を持っていたとしても、それでけでは素晴らしい介護をすることはできません。一方、高い介護技術を持っていなかったとしても、素晴らしい介護を提供することはできます。
違いは何か?私たちは人間力だと考えています。
介護人間力、保育人間力です。
人を相手にサービスを提供する福祉業界では、技術(スキル)も大切ですが、人間力を磨くことが重要だと私たちは考えています。
ある保育園の園長先生がおっしゃっていました。苦情を防止する一番の方法は、「普段から親御さんと仲良くしていることだ」と。
苦情応対、再発防止など難しく考えがちですが、まさにその通りだと思います。ある人がやれば苦情になり、ある人がやれば感謝の声が返ってくる。その違いが人間力です。
ではその人間力をどうやって磨いてけばいいのか?それは次回に書きたいと思います。